横浜市役所の廊下プロジェクト・神奈川

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横浜市役所の市職員さんが塗装する「廊下プロジェクト」

2010年8月、横浜市役所の3,4階の廊下において、横浜市職員さんがみずから塗装を行う「廊下プロジェクト」がありました。

横浜市役所廊下プロジェクトのホームページはこちら



横浜市役所職員さんに技術説明をする塗装指導員の川口


 

財政難の横浜市ですが、自分たちの職場は業者に頼まずに職員さんの力だけで塗ろうというものです。

もちろん職員さんは塗装作業には素人です。

そのため、その指導を私たちが引き受けさせていただきました。

代表曽根の説明

 

6月に数回打ち合わせに行きました。
デスクワークの職員さんがどれほどの塗装作業ができるのかわかりません。

市役所が休みの土日の2日間で作業完了させなければいけませんので、そのためにはどの程度の人数の職員さんに仕事してもらえばいいのかがとても悩みました。

塗装の指導をする立場としては、期間内に完了させる義務があります。

何度も市役所に打ち合わせに行っては、人数のシュミレーションを頭の中で描いていました。

鉄部を前にして塗装の打ち合わせをする曽根

面積が少なければいいのですが、3,4階の廊下と天井です。

長さも75メートルあるので、実質150メートルの廊下と天井ということになります。

 

打ち合わせの結果、一度試し塗りを行ってから、人数確保の調整をしようということになりました。

 そして7月17日に、本番の日にリーダーになってくれる職員さんを7人ほど集めて、試し塗りを行いました。

職人の川口とカズがローラーや刷毛などの段取り。

準備をします。写真は職人の川口とカズです。

 

リーダーの職員さんに道具の使い方の説明。

ローラーの転がし方や刷毛の使い方などを説明します。

ローラー塗装のやり方を説明木枠の下地調整の説明

扉まわりの木枠の下地調整なども実際に一通り手本を見せてからスタートです。

職員さんはゆっくりですが、丁寧に塗っていきます。

早く塗って後から塗り直しをするよりも、丁寧にしっかり塗ってもらったほうが、後々の事を考えるといいのです。

壁を塗る女性の職員さん

 

木枠塗装の見本

 

職人の川口も見守ります。

職員さんの塗装を見守る川口

リーダーの職員さんが丁寧に塗っています。

とりあえず、試し塗りは無事に終わりました。

未塗装の壁と試し塗りをした部分の差がはっきりと出るようになりました。

 

 そして、本番の8/21、22日です。

すでに用意しておいた材料をトラックから降ろします。
壁と天井の塗料16缶と木枠や鉄部の塗料を2缶、ローラーや刷毛、養生などトラック満載になりました。

 

塗装職人の職人たち

今回は指導だけでなく、作業の補助もするので、職人各自にそのことを改めて伝えて材料運びです。

 

材料運び

 

担当の職員さんと、作業前に最終の確認をします。

人数確保のために試し塗りを行ったものの、当日にある程度計算された人数より不足しているということがわかったのですが、今さらどうしようもありません。

当初は、2日間で約100人ほどの職員さんが集まれば、余裕で終わるだろうという計算でしたが、結局は70人ほどになりました。

担当職員さんとの作業前の打ち合わせ

その70人もすべてではなく、1日の午前中だけの作業の人もいれば午後だけの人もいます。

もちろん2日間まるまる作業にあたる職員さんもいますが、人数不足は明らかです。

そうはいっても、後はやるしかありません。

改めて、塗装作業の説明をします。
養生の説明です。

養生の扱い方の説明実際に養生のやり方を説明

養生の説明が終わった後、全員で職員さんによる養生スタートです。

職員さんによる養生。

親子で養生しています。

お子さん連れの職員さんもいました。とてもいい経験ですね。

柳澤と職員さんの養生。

細かいところの養生は難しいです。柳澤がアシストします。

職員さんによる養生作業

リーダーの職員さんの養生

 

養生の後は、刷毛の使い方と塗り方の説明です。

刷毛の使い方の説明をする曽根

試し塗りと同じように、これも実際に塗ってみて手本を見せます。

木枠の塗り方の説明

そして、塗装のスタートです。

刷毛をつかって鉄部の下塗りのさび止め塗装小学生のお譲ちゃんもローラー塗装

はじめに刷毛で塗ってから、ローラーです。ちなみに鉄部のさび止め塗装をしています。

職人も塗装作業に加わりフル稼働。

このプロジェクトの私たちの役割は、塗装作業の指導と補助がメインでしたが、職員さんの人数が足りないので、私たち職人も作業に加わりフル稼働です。

というよりも、試し塗りの時もそうでしので、だいたいの想像はしていました。

刷毛塗り

塗料を入れる小さなバケツ、ローラーで塗るために加工した塗料缶など、それぞれ30個近く用意しましたが、一部足りない事態にもなりました。

個数的には足りてるはずなのですが、廊下は75メートルあって職員さんが端から端までそれぞれ塗装しています。

刷毛で塗ってローラーで塗って、それから刷毛しか使わないまま、ローラーの缶がそこに置きっぱなしというように、使いたい人のところになくて、使わない人のところになく、塗料を用意する竹内や星野もてんてこ舞いです。

 

星野も道具と塗料の段取りに一苦労

天井や壁の高いところは、長柄という棒をローラーにつけて塗ります。

廊下プロジェクトの担当職員さん。試し塗りから本番までこちらが感心するほど一生懸命に作業していました。天井の塗装が一番大変な作業です。

刷毛、ローラーとそれぞれ役割分担がてきています。

それぞれ役割分担で塗装していきます。壁の高いところも棒を先につけてローラーです。

最後にムラがある場所や下地がすけて見えている場所などを職人にたちがチェックして回りました。

細かいところを言えば手直ししなければいけない場所のところもまだありましたが、時間も7時近くになっていましたので、とりあえずは完了です。

無事2日間の工事が終わりました。

刷毛もローラーも使ったことない職員さんとしては、きれいに仕上がったと思います。

 

塗装前塗装後

上が塗装前で下が塗装後です。

職員さんと、柳澤、カズ、曽根、竹内、和田。

正直、私たちもフル稼働でしたので、人数不足ではありましたが土日の休みを返上しながらも70人の職員さんが頑張ってくれました。

特にリーダーとなってくれた職員さんは2日間作業しっぱなしです。

私の場合、これが逆の立場だとしたら、きっと休みの日は何か理由をつけて、逃げ回っていたかもしれません(笑)

職員のみなさん、本当にお疲れ様でした。

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