日本ペイントの看板

先日、うちの会社の看板の真横に、日本ペイントの看板が取り付けられました。

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日本ペイントといえば、塗料メーカーのトップブランドです。通常は、私たちのような小さい塗装業者に、このブランドの看板の取り付けは行ってないとのこと。

では、なぜ日本ペイントが看板の取り付けまでしてくれたのでしょうか。
これを見た業者さんの問い合わせに、日本ペイントで働く人が応対する手間を省くためにも、ここで説明しておかなくてはなりません。

まず、塗料メーカーというのは数多くあります。数えたことはありませんが、数十社はあるでしょう。

私たちは、その中でも日本ペイントだけを専門に使用しています。
関西ペイント、水谷、キクスイなど、有名どころはたくさんありますが、お客さんが塗料のことを理解しやすいように、日本ペイントオンリーでずっとやってきました。

もちろん塗料の性能のよさは言うまでもありません。でも、ただそれだけで、看板を取り付けてもらえたわけではありません。

私たちが使用する量が半端ではないのです。

それにも理由があります。
私は前々からメーカーの規定を守らない「塗料の薄めすぎ」工事に対して、ガイドブックやインターネットでも、広く消費者に慎重に検討してほしいと伝えてきました。今では多くの塗装業者のサイトに、あたりまえのように「薄めすぎに注意」と書かれています。
しかし数年前までは、そんなことを言っている業者さんは、ほとんど見かけることはありませんでした。

薄めすぎ注意を喚起するようになった原点は、私の下請け時代にあります。下請けのときは予算が決められていたため、材料もろくに使うことができませんでした。
その反発でしょうか、一か月にこなす工事件数の相場より、たくさんの塗料を発注しすぎることは珍しいことではなく、多くの塗料が在庫として倉庫に入っています。
その分、請求書も普通の業者さんの比ではありません。

きっと日本ペイントオンリーで、それだけ多くの塗料を使用していることも考慮いただいたのでしょう。おかげで立派な看板を取り付けてもらうことができたのです。
つまり、普通は材料を取引する塗料店でなければ取り付けることができないものなのだ、とちょっと自慢したいわけです(笑)

ただ、看板を掛けてから気付いたことがありました。
うちの菊池がひとこと。

「うちの看板がかすんじゃったね」

取り付けてもらった嬉しさのあまり、会社の看板と比較して見ていなかったのです。
そう言われてみれば・・・
まぁ、普通はありえないことなので、目をつむりましょう。

そのうち、ウチの看板の字も大きくすればいいか。。。

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一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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