旭区での防水工事、クロス張りと1層目

本日は旭区市沢町でベランダ防水の施工を行いました。
職人は防水のエキスパート・島田と手先の器用さを誇る、曽根カズのふたり。

こちらのお宅ではベランダと屋上でウレタン塗膜防水を施工します。高圧洗浄や下地処理の写真がないのですが、いつも通り順を追って進めました。

まずは立ち上りにクロス張りをしていきます。このクロスというのはメッシュ状の補強布で、下地の歪みや動きといった衝撃をクロスが緩和させて、上に形成された防水層のひび割れなどを防ぐ役割があります。
また、ウレタン塗膜を均一な厚みに仕上げるためにクロスを張るという方法もあります。

今回は立上り(垂直面)に張っていくので、接着に使用するウレタンも立上り専用のものです。床に使用するものより少しもったりした材料で、ダラダラと垂れ落ちることなく使用できます。
クロスはあらかじめ立上りの高さに合わせてハサミで切っておきます。そのあと希釈して十分に撹拌した専用のウレタンを、ゴムベラやローラーを使用して立上りに塗布していきました。

ゴムベラは寝かせるように動かすと材料の厚みがつき、立てながら動かすと薄付きになるので、全体が均等な厚みに仕上がるように動かし方に変化をつけながら塗ります。
また、ゴムベラは使用する前にコンクリートなどの硬い所で擦り、ヘラの先端が平らになるようにしました。ヘラは使っているうちに傷がついてしまうのですが、そのまま塗布すると線が出てしまうため最初に処理しておくのです。

2014年3月18日 旭区市沢町:防水・クロス張り

ウレタン塗布を終えたら、カットしておいたクロスを少しずつ張ってその上からゴムベラで押さえていきます。このときクロスが曲がったり、シワになってしまったり、浮かないように注意しながらしっかり密着させます。ところどころローラーを転がすことで表面をきれいに仕上げていきました。

2014年3月18日 旭区市沢町:防水・ウレタン1層目

次はこのクロスの上からもう一度さきほどの立上り用ウレタンを重ねて、防水層の1層目を形成します。このときもゴムベラを使用しますが、貼り付けたクロスがよれたり動いてしまわないように丁寧に塗布しながら平滑に仕上げていきます。

ウレタン1層目の次は2層目になりますが、仕上げ用なので緩やかで自然に材料同士が馴染むものを使用します。塗るというよりは、たっぷり置いたウレタンが垂れてくるところを均すことで、なめらかな表面が完成します。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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