トップコート塗布で屋上防水完成

本日は先週土曜日に神奈川区で施工した防水工事の様子をお届けします。
4月初旬から行ってきたこちらの現場での防水施工もいよいよ大詰めとなりました。

前回(4月16日)は2回目のウレタンを流し込んで防水2層目を形成しましたので、今日は仕上げのトップコート塗布を行って保護膜をつけました。職人の曽根と島田のみでの作業となったため、施工中の写真がありませんがご了承くださいね。

屋上防水、肉厚なウレタン2層目で耐久性アップ

立上り、平場に塗布したウレタンは乾くと弾力のあるゴム状になり、これが水の浸入を防ぐ防水層となります。ただ、ウレタンは剥き出しのままにしておくと紫外線によって劣化しやすいため、これを抑制するためにトップコートを塗って保護膜をつけていきます。
平場用のトップコートには、前回にも少しお話しした通り、ごく小さなゴムチップが含まれています。これがあることにより塗布面に少しザラつきが出るので、防水施工をした床を歩いても滑りにくくなります。

これまでと同様にトップコートも立上りから塗布し、側溝から平場へと移っていきます。たっぷり塗布していきますが、塗りムラで凹凸を作らないようにローラーでなだらかに仕上げ。

2014年4月19日 神奈川区:屋上防水トップコート塗布後

2014年4月19日 神奈川区:屋上防水トップコート塗布後2

2014年4月19日 神奈川区:屋上防水・脱気筒周り

こちらが塗布が完了した屋上の様子です。
立上りと笠木の境界はマスキングテープで養生をしていたので、きれいに塗り分け線が出ていますね。脱気筒の周囲もきっちり仕上げています。

ウレタン防水では、トップコートを定期的に塗替えし、メンテナンスを行うことで防水性能を長く保持させることができます。
下地の凹凸や形状にぴったり沿わせられ、切れ目のない防水層を形成できるのがウレタン防水のよいところと言えると思います。

こちらの現場では荒れた下地とクラックを徹底的に補修、下地の状態は防水層にも影響が出るので、表面からは見えないこの作業がとても大切です。側溝の隙間にはシーリング材の充てんで雨漏りを予防、伸縮目地にもシーリングをしました。通気緩衝シートと脱気筒で、下地と防水層の合間に発生する湿気を蒸発させる処理をし、ウレタンで防水層を2層形成、トップコートによる保護膜をつけて防水工事が完了となりました。

築27年のこちらの建物、これまで塗装はもちろん、防水工事もされていなかったそうなので側溝やドレン周りの湿気・水気を除去するのにはとても時間を費やしました。施工については、ひとつひとつの工程を入念に行っていますので、漏水をきっちり防ぐウレタン防水に仕上がったのではないかと思います。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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