> 外壁塗装更新情報 > 外壁クラックの根本補修が100万円以上!? 改築工事の影響で雨漏りも

外壁クラックの根本補修が100万円以上!? 改築工事の影響で雨漏りも

人気blogランキングへ

現場管理、見積もり担当の松尾です。

本年も大変お世話になりました。

さて、今年最後のブログは、外壁の改築工事についてです。

改築工事を考える前に、是非読んで頂ければと思います。

 

先日ご連絡を頂いたお客様は、とにかく雨漏りがひどい…とのことでしたので、まずはお宅まで伺いました。

お客様宅に到着して、壁面を拝見させて頂いたところ大きなヒビが…。

しかも壁の内部から、一部分だけ四角い状態で壁が盛り上がっていて、ちょうど雨戸を収納する戸袋のような形です。

お客様に伺ってみると、やはり戸袋を取り外してその部分にモルタルを塗りこみ塞いだ跡とのことでした。

通常壁の中は、木材などが入っていてモルタルを支えるのですが、改築工事をした元戸袋の壁は、あるべきものが無いために、モルタルが前に出てきてしまっています。

 

 

通常、こうした施工は建築士が構造計算をし、左官工がそれに沿ってモルタルを塗りこみ、塗装の職人が最後仕上げるのですが、どこか計算がくるってしまったのか、それとも家の揺れに耐えきれなかったのか…とにかく塗りこめたはずのモルタルが浮き出てきてしまったことで、壁にヒビが入り、そこから雨水が侵入し雨漏りになっているようでした。

ちなみに「家の揺れ」とは、地震や、トラックなどが通る時の振動による揺れのことです。これらの原因によって家は揺れるので、揺れを予測して壁の施工することが必要となります。

 

 

 

このお客様のお宅は、もともと窓枠や戸袋が木でできているタイプのお家で、木が腐るのを恐れ、ペアガラスの窓に改築したのだそうです。

この木枠の腐食を抑える方法は、他にも板金で木枠などを包み込むというタイプもあるのですが、お客様は金額の高いペアガラスの改築を選び工事をされました。

実は一時期このペアガラスが流行り、戸袋などを壁に埋めてしまうお宅が増えたのですが、モルタル壁のお客様の場合、埋めた壁の部分がうまく外壁と馴染まず、ヒビが入ってしまう場合が…。

うまく行く場合もあるのですが、その場合もこの写真のように塗料の盛り上がり部分が残ります。

逆に板金で窓枠などを包んだ場合は、木枠を残すものの、こちらのほうが壁に余計な負荷がかからないため、年数が経っても木が腐りにくく長持ちします。

金額の高い工事を選んだのに、その工事のせいで10数年経って雨漏りの原因になってしまうなんて…皮肉としか言えません。

なぜ、このようなことが起きるのか。原因の一つは建築業の最大のウィークポイントである、工事がリレー形式であることです。

建築士、左官工、塗装職人の3人がお互い意思疎通をすることなく、個々に勝手な作業をすると、必ずどこかにヒズミが生まれます。

大手施工会社であれば、建築士、左官工、塗装職人が1つの会社に所属しているイメージなので、意思疎通が取れているように思う方もいらっしゃるかと思いますが、実際はそれぞれの下請け会社が作業をしているので、バラバラの作業になります。

 

営業なり、現場監督なりが管理をきちんとして、現場をまとめれば統一した工事をすることも可能なのですが、全体を見ずに寄せ集めの工事をすると、「繋ぐ工事」にならないため、一個一個の施工は良かったとしても、トータルで見た場合に工事はうまく行きません。

 

今回の外壁の割れも、改築工事の際に管理していなかったのか、下地が悪いためにおこってしまったようでした。

これまでのブログでもお話しましたが、下地が悪いとどんなに良い塗装をしてもカバーすることはできないのです。

このヒビ割れについて、お客様からは「なんとかしてほしい」「割れ目の補修をしてミミズが這ったような壁になるのだけは避けたい」とリクエストがあり、弊社でできる施工をご説明させて頂きました。

提案させて頂いたのは以下です。

<下地>

割れている箇所を切って、さらに平行に切れ目をいれてコーキング剤をいれ、揺れの動きを壁の中で吸収できるようにする。

さらに、補強布(ガラスクロス・無機素材)を防水材で張り込む。

 

<塗り>

下塗り (塗料メーカー)

中塗り1 肌合わせ 防水剤(防水メーカー)

中塗り2 塗料の防水材で、下地の跡を隠すための模様付けを壁全体にする(塗料メーカー)

上塗り1 防水材に特化したもの ※価格が少し高い(塗料メーカー)

上塗り2(塗料メーカー)

 

壁の中にコーキング剤を緩衝材代わりに入れ、揺れに対応できるようにし、さらに雨漏り除けで防水処理を施し、なおかつ防水材と塗料材を織り交ぜて使っていきます。塗りも5回行います。

この工事の最大の難点は、防水メーカーと塗料メーカーの材料を、それぞれの会社が提案しているのとは違う、イレギュラーな使い方をすることです。

通常であれば、防水メーカーなら防水メーカーだけ、塗料メーカーなら塗料メーカーだけの材料を使うところを、他社の材料を「合わせ技」的に使うため、この施工には保証がつけられません。

しかもこの工事で、雨漏りが100%止まるとは言えないのです。

このことはお客様にもお伝えしました。

お客様は、僕の提案を聞いて「この家にはこの改築工事で家一軒建つくらい費用をかけてしまったのに…こんなことになるなら建て直せばよかった…」とおっしゃっていました。

今回提案させて頂いた工事も、300万くらいかかります。

下地の工事が無ければ、それだけで100万くらい安くなっていたでしょう。

ヒビ割れを補修した跡を隠す必要がなければ、塗装中の模様付けも必要ありませんでしたし、最初の戸袋を埋める際にしっかりと対応していれば、このような工事内容にはならなかったはずです。

 

家の改築や塗装は、施主様の方でも知識がないと、後々にトラブルを引き起こす場合があります。

この戸袋の改築工事も、もう少しモルタル壁の特性が分かっていれば、このような工事はしなかったでしょうし、お客様に信頼できる「かかりつけ医」のような業者がいれば、雨漏りは起こっていなかったかもしれません。

 

このブログを読む方々が、少しでも知識を蓄え、家に合った塗装や改築をされますように参考にして頂ければ幸いです。

 

 

※参考記事

 

  • シェアする:
カテゴリ:見積り担当の日記 ,モルタル

お見積もり・お問い合わせフォーム

  1. 業務多忙により、お見積り日程調整でお手を煩わせないためにも、お電話での日時調整をお願いしております。売り込み等のお話は一切しておりませんので、お気軽にお問い合わせください。
必須お名前
必須ご住所
必須電話番号
必須メールアドレス
任意お電話時間
ご相談、お見積もり日時設定をするためのご都合が良いお時間
必須通信欄
(ご相談・ご質問・ご希望日時など)

  1. ○個人のお客様のお見積りは無料です。
  2. ○同業者様、建築・設計会社様からのお見積り及び現地調査は下記有料となります。
  3. ※現地調査(見積り書提出別途) ①戸建て2万円②大規模修繕(30所帯まで最大半日)5万円 電話相談・アドバイス10分5千円
  4. ○「外壁塗装一括見積りサイト」運営会社様からの仲介見積りは一切ご遠慮させて頂いております。
個人情報の取扱いについて
  1. お客さまに当社をご利用していただく際に、お客さまの住所・氏名・電話番号・メールアドレスなど、お取り引きやご連絡に必要な個人情報を開示していただきます。
  2. その利用に際しては個人情報保護法にそって最大限の注意をはらい、個人情報を取り扱うことをお約束いたします。

ページトップへ戻る

価格のご相談、無料お見積もり

最新記事

うちの正月の出来事:見...

外壁クラックの根本補修...

外壁塗装の色選びに悩む...

外壁塗装の最終確認は悔...

足場の組み方で外壁塗装...

パミールというスレート...

壁の色でお家の表情をガ...

家族でガレージの壁に塗...

ベランダ下の上裏木部の...

壁の調色と養生の技を見...

月別アーカイブ
無料見積もり
電話
メール

対応地域

塗装職人 東京店

地元警察署からの表彰
地元警察署からの表彰
会社事務所
横浜市保土ヶ谷区西谷町1235-9
相鉄線西谷駅北口、国道16号線を左折、鶴ヶ峰方面へ徒歩3分
施工中・施工後の“もしも”に備えた工事保証
塗装だより・会社案内PDF無料ダウンロード
求人募集
ブログ

社長ブログ

見積もり担当菊池のふれあい日記

一級塗装技能士達のブログ「The 塗装職人」

資格、免許

知事・大臣認定の資格、免許
安心のリフォーム保険登録証

まもりすまいリフォーム保険
まもりすまいリフォーム保険
事業者登録証

神奈川知事免許・職業訓練指導員
塗装科・職業訓練指導員
神奈川県知事免許

厚生労働大臣認定・技能士
厚生労働大臣認定
一級塗装技能士

厚生労働大臣認定・技能士
厚生労働大臣認定
樹脂接着剤注入施工技能士

工事業・県知事許可
塗装工事業・足場工事業
神奈川県知事許可
(般-29)第67357号

株式会社塗装職人は、技能士の育成に取り組んでいます。

おもてなし規格認証 2019 (紅認証) 取得
おもてなし規格認証 2019 (紅認証) 取得

直撃!企業取材ブログからの取材
直撃!企業取材ブログからの取材
職人からの現場中継