ジョリパットを汚れの残りにくい塗装仕上げに<後篇>

前回、外壁と軒下の下塗りが終わった横浜市緑区にある洋風住宅の現場です。

ジョリパットを汚れの残りにくい塗装仕上げに<前編>

砂骨ローラーを使って凹凸を慣らした下塗りに重ねて、パーフェクトトップを使った中塗り・上塗りで仕上げていきます。

元の模様をそのまま活かしたいジョリパット部分は、下塗りから上塗りまで全ての工程を、塗装を均一に保ちやすいウールローラーを使って仕上げました。
パーフェクトトップは高耐候性・低汚染性に優れた塗料ですが、今回はさらに汚れの残りにくい仕上がりにするため、クリスタコートという透明のコーティング剤を塗り重ねて高耐候性・低汚染性を強化しました。

バルコニーの作業の様子。

そして、門塀の作業の様子。

合わせて雨樋いやシャッターボックスなど付帯部分の塗装もすすめます。
ていねいにケレンをかけて汚れを取り除くとともに塗料の密着性を高めた後、下塗り(サビ止め)・中塗り・上塗りの3回塗装で仕上げます。
雨樋いは外壁と同じオフホワイト、シャッターボックスは淡いベージュで変化をつけました。

下の写真はシャッターボックスの上塗りの様子です。

防水が施されたバルコニーの床は、ケレンの後に、アセトン拭きと呼ばれる防水材表面の古い油脂を薬品を使って拭き取る作業をします。
この下地処理をしっかりと行った後、プライマー、トップコート(仕上げ保護材)と塗り重ねます。トップコートの塗り替えは、見た目が整うだけでなく、塗膜を紫外線から保護し防水層の劣化を防ぐという機能面でも大きな役割を果たします。

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防水工事

天候にも恵まれ、順調に作業を終えることができました。
お客様が気にしていた汚れの残りやすい部分(雨だれ跡が残っていた正面上部など)を、汚れの目立たない濃色に塗り替えたことも、デザイン的に良いポイントになりました。

一級塗装技能士のほか「ひび割れの専門家」としての樹脂接着剤施工技能士の2つの国家資格と、塗装科・職業訓練指導員の所有者でもあります。 塗装業者さんはたくさんあれど、本質的な工事品質の差は「社長が職人の業者は現場に魂が宿る」という言葉に表されるのではないかと自分を戒め修行中です。

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