主導権は奥様 家の色変え

先日、家の塗り替えのご依頼を頂きました。
よくあることなのですが、元の壁色を変えることが出来ないと思い込まれている方がいらっしゃいます。

今回のお客様もやはり壁色の色変えが出来ないと思われていて、私の方で色変えの提案をさせて頂きましたところ、大変驚かれていました。
何度か私のブログでも取り上げさせて頂いておりますが、壁色は元の色と全く違う色にすることが可能です。新築時でないと、自由な色を選ぶのは難しいのではないかと思われる方もいらっしゃいますが、そんなことはありません。

色変えが出来ることで、お客様にも塗り替えに興味を持っていただけ、途中からは旦那様が「色については奥様にまかせる」とおっしゃって、奥様を中心にお打合せをさせて頂きました。
色見本帳を奥様にご覧になって頂いたところ、奥様の目に留まったのが今回1階部分に塗らせて頂きました。黄色でした。

「ちょっと派手かしら…」
と気にされていましたが、壁の塗り色をツートンカラーにすることで派手過ぎずおしゃれな印象にすることができる旨をお伝えさせて頂いたところ、今回はツートンカラーで塗ることに。
ツートンカラーの際は、屋根と1階と2階の間にある帯板をどのような色にするかによって、印象が変わりますので、今回は色を引き締めるためにも、こげ茶色をご提案させて頂きました。

実際仕上がると、こげ茶がアクセントとなったとても明るい外壁になりました。
お客様にも「色を変えたら家が明るくなって、とても可愛らしくなった。自分が思ったよりも綺麗になって驚いた」と非常に喜んで頂け、離れて暮らしてらっしゃる娘さんへも完成した外壁の写真を送ったところ、「すごくいい」とおっしゃって頂けたそうです。

家の外壁は、意外にご近所の方からも注目されています。
外壁のセンスがいいというだけで、住んでらっしゃる方へご近所の方が持つ印象が変わることもあるくらいです。

もちろん、外壁塗装を業者に依頼することですべての外壁がセンスよく仕上がるわけではありません。中にはセンスがイマイチな業者もいますし、在庫を抱えている塗料を早く消化したくて、無理やり決まった色をお勧めしてくる業者もいます。

ですが、きちんとお客様に寄り添い、お客様の想いを具現化できる業者であれば、色変えで家の印象が変わることは間違いなしです。

外壁の塗り替えをご依頼されるお客様の中には、「家のメンテナンス」の一部として作業的にご依頼くださる方もいらっしゃいます。ただ、せっかく大金をかけて塗り替えをされるのですから、私としてはお客様が帰宅する時に嬉しくなるような家になれば…といつも思うのです。

美容院に行って、いつも同じ髪型にしていますと、「髪の毛を切る」ということがただの作業でしかなくなりますが、ちょっと冒険してみるだけで俄然おしゃれになりわくわくしますよね。
外壁塗装の色変えは、それと同じことだと思うのです。外壁塗装も、お客様の家の立地や環境に合わせて是非楽しんで頂ければと思います。

と、ここまで色についてお話いたしましたが、実はこちらのお宅の屋根色は外壁のコーディネートとは全く関係ないものにしました。
屋根がいわゆる「陸屋根」と呼ばれるもので、通常の屋根ように斜面タイプの屋根ではなく、屋根の上部分がまっ平になっています。平らな屋根上にはソーラーパネルが並べてありました。
よくソーラーパネルがあると、屋根塗装ができないと思われている方がいらっしゃるのですが、ソーラーパネルがあっても屋根上の塗装をすることはできます。

塗料がつかないように養生をさせて頂くのですが、パネル全体を包み込むのではなく、金物周りや塗料と接触があるところだけ養生し、塗装工事中もソーラーパネルの稼働ができるようにするのです。

しかも今回のお宅は、屋根上が周囲からは全く見えないので、遮熱塗料で遮熱効果の高い薄い水色を塗らせて頂きました。
遮熱塗料は色が白に近いほど遮熱効果が発揮されるため、塗装のプロとしては薄い色をおすすめしたいのですが、色の配置としては屋根には濃い色を持ってくることが多いため、通常の屋根ではここまで遮熱効果のあるタイプの色を選ぶことは難しいのです。

しかし今回は、いわゆる屋根色に当たるパラペット(陸屋根の周りをぐるりと囲む帯のような部分)には、こげ茶を塗装し、家の真上にあたる屋根上には遮熱塗料で仕上げさせて頂くことができました。デザインも優先しつつ、機能も優先することができ、非常によい仕上がりとなったので私としても嬉しかったです。

今回ご紹介した中に、塗装をする際にガラリと色変えができることや、ソーラーパネルのある屋根でも塗装ができることなど、思い込みからお客様があきらめていらっしゃることを2点ほどご紹介させて頂いたのですが、他にもこうした思い込みからお客様があきらめていらっしゃることはいろいろあります。

例えば今では少なくなった木の玄関ドアなども、ドアの木を持たせるためには塗装すると良いのですが、玄関だけの塗装では業者に塗ってもらえないのではないかと思い、ご依頼を迷っていらっしゃるお客様も。結果から申し上げますと、玄関ドアのみのご依頼をお受けできます。

どんな些細なことでも構いません。
気軽にお問い合わせいただければ、塗れるもの塗れないものなどの質問だけでも、常にお答えします。

悩んで諦めてしまう前に、お気軽にご相談下さい。
今回の外壁塗装のように お客様がどういう風にしたいのかということを大切にしつつお客様自身が満足するのと同時に、ご近所から見ても評判のいい家になるよう、これからもお客様の理想に寄り添いたいと思います。

アパートですが塗装で色がガラッと変身した動画です。

塗装職人の職人やスタッフが日々の出来事をお伝えします。

些細なことでも構いませんのでお気軽にご連絡ください

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